1955-07-28 第22回国会 参議院 社会労働委員会 第34号
かような事実を思い合せまするときに、一方において長期被保険者に対しては長期の給付をするということを掲げて、しかも現実には保険経済赤字救済のために本法を提出した鳩山内閣の勤労者に対する底意地の悪さに私は驚くとともに、現在の経済界、雇用界を眺めたときに厳粛に私はその反省を求めるものであります。
かような事実を思い合せまするときに、一方において長期被保険者に対しては長期の給付をするということを掲げて、しかも現実には保険経済赤字救済のために本法を提出した鳩山内閣の勤労者に対する底意地の悪さに私は驚くとともに、現在の経済界、雇用界を眺めたときに厳粛に私はその反省を求めるものであります。
即ち岩手県は五千四百円、青森県は六千七百二円、秋田県は五千七百八十七円で、これが保険経済赤字の一つの原因をなしており、各県共にこの是正に努力中であります。保険料の収納状況は調定額に対し、岩手県八七・六%、青森県八八・二%、秋田県九九・二%で、秋田県は全国第一位の収納率を示しております。本年度の保険経済の見通しとしては、関係当局の盡力によりまして大体収支とんとんぐらいに行ける見込であります。